MOYUのRS3M2020はコストパフォーマンスにおいて非常に評価の高いキューブだ。価格は1300円程度であり、磁石入りキューブとしては低価格の部類に入る。
今回は私の持っているRS3M2020(ステッカータイプ)を紹介したいと思う。
中心にある「魔方教室」の文字はMoYuのサブブランドである「キュービングクラスルーム」のロゴである。サブブランドといっても箱にはMoYuと大きく書かれている。
このロゴの好き嫌いはさておき、キューブ自体は非常に綺麗で良い作りをしている。
ケースは小さいが、しっかり小綺麗なシンプルなもので好感が持てる。重さはそれなりにズッシリとした印象、安っぽい雰囲気は全く無い。
さて、問題の回し心地なのだが、私の購入したRS3M2020は、まわすとギリギリとバネの音がうるさかった。
どうやらRS3M(特にステッカータイプ)はバネ鳴きが多いらしく、回した感触も少し重い印象だった。
なので、まずは回転の調整を行う。RS3M2020は低価格ながらも回転などの調整を細かく設定できる。しかし、これからキューブを始めようかと購入した方には、前もってのメンテナンスは難しい部分がある。
問題のバネ鳴きに関しては、smartshipというキューブ専門のネットショップにて「バネ鳴き専用ワッシャー」なるものが110円で売られていた。
一度バラさなければならないが、このワッシャーを入れ、潤滑剤を塗布すると大きく使い心地が改善された。バネ鳴きはほとんどなくなり、回転もスムーズ。
最初の印象とはガラッと違うキューブに変貌を遂げた。
RS3M2020は回す時にカチャカチャとそれなりの音がする。他のキューブと比べても比較的大きい音なので、静かなキューブをお好みの方には不向きかもしれない。
RS3M2020はコストパフォーマンスに優れた良いキューブだが、これからキューブを始めようかとするスタートの方には扱いづらいのではないかと感じる。
逆に、それなりの設定ができるのであれば、メインキューブとしても利用できるほどのポテンシャルは持っているといえる。
もちろん感じ方は人それぞれであることは間違いなく、それなりにクセのあるキューブなので万人受けするキューブとは言えないのではないかと感じる。
もちろん私が使用しているのはあくまでも「ステッカータイプ」であり、ステッカーレスタイプはまた違う感触なのだろう。